人生何度目かの「最後の人」であるように
ジャニオタになって約10余年、ネット界隈を彷徨いつつ面白い、興味深いブログをかかれる方達の熱量を目の当たりにし、自分でも文字に起こしてみたい思いが沸々と湧いてきたのでその時感じた事、考えた事、思い出した事を備忘録代わりにつらつら綴ってみようかと、無計画にふらっと始めてみることにしました。
ジャニオタと名乗る上で色んな方が色んな入り方があったと思うのですが、自分がジャニオタを名乗るのは随分遅かった。
触れるのは比較的世間一般と同じだったと思うのですが。人生で一番最初に触れたのは確か小学生の頃。SMAPのメンバーの写真を見せられ誰が好き?と選ぶ事を強要された。
しかしながら当時朝から晩まで外で遊び、観るTVはほぼアニメかマイナーなドラマという田舎の小学生の私は誰が分からずじゃあこれ、と適当にしか選ばなかった。因みに確か吾郎くん。中身知らないと結構綺麗めな顔に寄ってしまうのは昔かららしかった。
その人達がジャニーズと知らなかった私でも「ジャニーズ」というものは知っていた。極端に。たまに夕飯時に流れる音楽番組で、物凄い歓声を上げながら狂乱して手を振る女性達。私にとって「ジャニーズ」とはそのイメージしかなく、うわ怖、ないわーと言うのが当時の感想で、そういう事でジャニーズが嫌いだった。まさかその十数年後、その考えが盛大にブーメランになって自分に返ってくるとは、今でも思い出すと色々といきってて顔を覆いたくなる。
それからも触れる機会は数度あった。というか振り返れば全然触れてたんだなーと思うんですけど殆どジャニーズと気付かずに、のタイプで、堂本剛、松本潤主演の金田一は欠かさず見ていたし、なんだったら友達にコンサート行こうよと言われてた気がするし(当時雑誌にチケットの購入用電話番号とか載ってた)、そうして加え付けはみんな大好きごくせんである。個人的には第二期の仁亀世代です。
中学からアニメオタクだった自分がこんなに現実のイケメンのドラマを楽しんでる事が自分的にも新鮮で、その後暫くはごくせんメンバーのドラマとか追っかけてた気がする。着うたとかも絆とか入れてたし、掘り起こせば掘り起こす程一般の人が辿るジャニーズ辿ってるやん自分。ちょっと…!
しかしながら結局ジャニーズにハマる事なく、コンサートとかタレントを観たいとかそういう事は視野になかった。まず初めに田舎の学生である私は行き方を知らなかった。
ついでに言うなら幼い頃に見た「ジャニーズ」のイメージが未だに変わっていなかった。だからごくせんの時の「隼人」や「竜」は受け入れられるけどキラキラしてるあの人達はちょっと、え、無理です、と言う状態だった。ほぼ観てない、曲は死ぬ程かかってたから知ってた。拗らせか。
芝居は別、ドラマは別、自分は別にそうじゃないからと言い聞かせつつ、アニメオタクと特撮(今で言うとこ2.5次元も齧ってた)オタクを謳歌していた成人手前、遂に運命の出会いをする。
嵐。10年目に差し掛かり始め、より一層勢いを増していた彼らに出逢ってしまった。
遡って行くと松潤に触れてたり曲も知ってたりするんですけど(因みに押し入れ探したら何故か8mmのデビューシングル持ってたんだけど何故?)、嵐として認識をしたのはその当時偶々観た「ザ・クイズショウ」だった。
なんだ、この2次元から抜け出して来たようなイケメンと設定は??夢か?? ?
設定は勿論、何よりも櫻井翔と横山裕がお芝居をしている絵がマジで同じ人間か?美し過ぎない?みたいな凄い衝撃だった。漫画に見るような絵面って現実に観れるんだなと呑気な感想と混乱が同時に出てきた。兎にも角にもこの綺麗なの誰?櫻井翔、誰なの、ジャニーズ??マジで???
そこからはオタクが故の特性である物凄いスピードで沼に転がり落ちていった気がする。
曲を聴き、同時期に公開していたヤッターマンを観に行き、エピソードと動画を漁り、MV付きのCDを買い、現行バラエティやWSを片っ端から録画。クイズショウが終わると過去ドラマの魔王や流星の絆などを観漁りまた沼の底へと転がって行く。
当時彼氏だった旦那まで巻き込み、口を開けば嵐やばい待ってジャニーズってやばない?を繰り返していた。あの時あれだけ嫌がっていた諸々が特大ブーメランで帰ってきてブッ刺さっている事など最早忘れて、こうして十代最後に無事ジャニオタとして出来上がって今に至る。
因みに実は旦那の方がドルオタ歴が長かったり黄金世代からジャニーズ知ってたりしたのはまた別の話で、なんでこんな楽しい事黙ってたのと詰め寄ったのもまたまた別の話なんですが(理不尽)
そうして冒頭に言った通り約10余年、きっとこれが最後の人だろうと思いながら色んなグループ、担当を推してきた。間違いなく最初の担当は櫻井翔で、一番長く推していたのは丸山隆平とどっからお前そこの沼入ったとか色々あるんですけど、まぁそれはまた機会があればぼちぼち備忘録として残していこうと思っております。
そして一番最後に、最近また転がり始めた沼がある。関西ジャニーズJr.、なにわ男子の藤原丈一郎君だ。
多分この沼に転がり始めた事が、このブログを書く実の所のきっかけかもしれない。ここ数年、色々とあってやさぐれていた、と言うかその生き様や姿勢に同調して心落ち着け応援したいグループがふらふらとしていた私の目の前に彼は突然現れた。
きっかけはだいぶ不純だったし、何より出会って実はやっとこ一ヶ月過ぎた辺りの彼に対して自分が担当を名乗るのはどうにもと思っている。だから、そうなれば良いな、これはそんな願掛けの様なものだ。
新しいページをめくる様に次々と目の前に現れる魅力に目を輝かせては、どうしようもない人生の折にその存在にどこか救われた様な気がして、性懲りもなくこれが最後の人であれば良いなぁと思ってしまう。
最近ずっとDDだったからなー、暫くふらふらも掛け持ちもしちゃうかもなーとか思いつつ、でもジャニーズ総じて沼だしな、と言い訳しながら、余所見しがちなジャニオタ人生を楽しむことにするのです。